アルバム『レット・イット・ビー』収録バージョン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 06:03 UTC 版)
「アクロス・ザ・ユニバース」の記事における「アルバム『レット・イット・ビー』収録バージョン」の解説
1969年1月より行われたゲット・バック・セッションにて本作も採り上げられ、翌年に公開された映画『レット・イット・ビー』にレノンが本作を演奏している映像が含まれている。しかし、トゥイッケナム映画撮影所でのリハーサルで演奏されたのみで、のちにアップル・スタジオで行われたレコーディングでは取り上げられなかった。このため、映画の内容に沿ったサウンドトラックを制作することを依頼されたグリン・ジョンズは、1970年1月5日に1968年2月にレコーディングされた音源を使用してリミックスを施した。「デビュー当時のようにオーバー・ダビングを一切行わないアルバムを制作する」というコンセプトに沿うために、バッキング・ボーカルと鳥の鳴き声が消去された。しかし、このアルバムの出来にメンバーが納得しなかったことから、このアルバムは未発表となった。 その後、1970年3月下旬と4月上旬にフィル・スペクターの再プロデュースにより、テープの回転速度が下げられてオーケストラとコーラスがオーバー・ダビングされ、曲のキーもDからD♭に変更された。このアレンジは、1970年5月に発売されたアルバム『レット・イット・ビー』に収録された。なお、ビートルズのアルバムに収録されたのは、このアレンジの方が先である。
※この「アルバム『レット・イット・ビー』収録バージョン」の解説は、「アクロス・ザ・ユニバース」の解説の一部です。
「アルバム『レット・イット・ビー』収録バージョン」を含む「アクロス・ザ・ユニバース」の記事については、「アクロス・ザ・ユニバース」の概要を参照ください。
- アルバム『レット・イット・ビー』収録バージョンのページへのリンク