アプリケーションと後継機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/20 19:07 UTC 版)
「LEO (コンピュータ)」の記事における「アプリケーションと後継機」の解説
リヨンズは当初は、企業の評価にLEO Iを用いていたが、徐々に給与計算や在庫管理などの業務を任せるようになった。初期のアプリケーションの1つは毎日の受注データの分析で、午後に店から電話で受けた注文を基にして、夜間の製造が必要かどうかの分析、製造手順の出力、納期の計算、請求書の計算、原価計算、管理レポートの出力などをこなした。これは世界初の統合情報システムだった。またLEOプロジェクトはアウトソーシングのパイオニアでもあった。リヨンズは1956年からフォード・イギリスなどの企業の給与計算を請け負ってLEO Iで計算した。これが大成功を納めたことからサービス・ビューロー部門にLEO IIを1台まるごと専用で割り当てた。その後このシステムは科学計算にも利用された。イギリス気象庁は1959年にフェランティ・マーキュリーを購入するまでLEO Iを使った。 1954年にLEO IIへの開発が決定し、他の企業からの引き合いもあり、リヨンズはLEOコンピュータ社を設立した。
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