アトリアとは? わかりやすく解説

みなみのさんかく座アルファ星

(アトリア から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/13 06:35 UTC 版)

みなみのさんかく座α星[1]
Alpha Trianguli Australis
仮符号・別名 アトリア[2], Atria[3][4]
星座 みなみのさんかく座
視等級 (V) 1.92[1]
位置
元期:J2000.0[1]
赤経 (RA, α) 16h 48m 39.89508s[1]
赤緯 (Dec, δ) -69° 01′ 39.7626″[1]
赤方偏移 -0.000010[1]
視線速度 (Rv) -3.00km/s[1]
固有運動 (μ) 赤経: 17.99 ミリ秒/年[1]
赤緯: -31.58 ミリ秒/年[1]
年周視差 (π) 8.35 ± 0.15ミリ秒[1]
(誤差1.8%)
距離 391 ± 7 光年[注 1]
(120 ± 2 パーセク[注 1]
絶対等級 (MV) -3.47[注 2]
β星の位置
物理的性質
半径 130 R[5]
質量 7 M[5]
スペクトル分類 K2II-III[1]
光度 4,900 L[5]
表面温度
最低 平均 最高
3,970[5] 4,200[5] 4,400[5]
色指数 (B-V) +1.44[6]
色指数 (U-B) +1.56[6]
年齢 45×106[5]
別名称
別名称
Atria, FK5 625[1],
HD 150798[1],
HIP 82273[1]
HR 6217[1],
SAO 253700[1]
Template (ノート ■解説) ■Project

みなみのさんかく座α星は、みなみのさんかく座で最も明るい恒星で2等星。天の南極に近いため、日本では沖ノ鳥島からしか見ることが出来ない。

概要

橙色の巨星である。G型主系列星または白色矮星との連星系を成している可能性を示す観測データがあるが、2014年現在伴星は発見されていない[5]

バリウム星に分類されており、金属量が太陽の2倍ほどあるメタルリッチな恒星である[5]。中心部ではヘリウム核融合により炭素酸素が生成されていると考えられている[5]

名称

学名は α Trianguli Australus(略称は α TrA)。固有名はアトリア[2] (Atria[3][4])。固有名の由来は学名の Alpha Trianguli Australusを略して読んだものである[3]。1899年に刊行されたリチャード・ヒンクリー・アレンStar Names - Their Lore and Meaning に記載されていないことから、20世紀になって広まった名前であると考えられている[2]

脚注

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注釈

  1. ^ a b パーセクは1 ÷ 年周視差(秒)より計算、光年はパーセク×3.26より計算。
  2. ^ 視等級 + 5 + 5×log(年周視差(秒))より計算。小数第2位まで表記

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p SIMBAD Astronomical Database”. Results for * alf TrA. 2016年11月6日閲覧。
  2. ^ a b c 原恵 『星座の神話 - 星座史と星名の意味』 恒星社厚生閣、2007年2月28日、新装改訂版第4刷、252頁。ISBN 978-4-7699-0825-8
  3. ^ a b c Paul Kunitzsch; Tim Smart (2006). A Dictionary of Modern star Names: A Short Guide to 254 Star Names and Their Derivations. Sky Pub. Corp.. p. 55. ISBN 978-1-931559-44-7. 
  4. ^ a b IAU Catalog of Star Names”. 国際天文学連合. 2016年11月6日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h i j James Kaler. “Atria”. 2014年8月10日閲覧。
  6. ^ a b 輝星星表第5版

関連項目


アトリア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 01:20 UTC 版)

そらコミュニケーション」の記事における「アトリア」解説

ソラ母星でのメイド役。生真面目だがどこか抜けている。ソラ連れ戻しに来たが、帰り燃料足りずソラとともに天音家に居候することになる。胸が大きい。料理が下手でソラ曰く「うちゅーいちまずい」好きなものは美味しい物・サブカル

※この「アトリア」の解説は、「そらコミュニケーション」の解説の一部です。
「アトリア」を含む「そらコミュニケーション」の記事については、「そらコミュニケーション」の概要を参照ください。

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