アタリ社退社後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 15:04 UTC 版)
「ハワード・スコット・ウォーショウ」の記事における「アタリ社退社後」の解説
アタリ社退社後、ウォーショウは映像制作を学び、ドキュメンタリー映画"From There to Here: Scenes of Passage"を制作した。この作品は、ロシアの同じ家系の2人の女性が、それぞれ1920年と1980年にアメリカに移住した記録である。その後、1970年代の終わりから1980年代初頭までのアタリ社の元従業員へのインタビューや記録を元に作成したドキュメンタリー"Once Upon Atari"を制作した。2005年には、サンフランシスコのBDSMに関するドキュメンタリー"Vice & Consent"を制作した。 2008年、ウォーショウはG4 TVのテレビアニメ『コード・モンキーズ(英語版)』の第2シーズンのエピソードに本人役でゲスト出演した。 2011年、ウォーショウはジョン・F・ケネディ大学(英語版)で心理療法士の資格を取得し、2012年にカリフォルニア州公認の心理療法士となった。ロスアルトス(英語版)で医院を開設するほか、シリコンバレーで講演を行ったり、心理トレーニングの映像の配信を行ったりしている。 2013年6月、ウォーショウが製作した『ヤーの復讐』が、ニューヨーク近代美術館が2012年から始めたビデオゲームコレクションに収蔵された。 2014年、売れ残りの『E.T.』のゲームカートリッジが埋められたという都市伝説のあるニューメキシコ州アラモゴードの「ビデオゲームの墓場」の発掘が行われることになり、ウォーショウも立ち合った。その様子は、アタリショックを取り上げたドキュメンタリー映画『アタリ: ゲームオーバー(英語版)』に収録された。また、同年にはこの発掘をネタにした自主制作のコメディ映画『アングリー・ビデオゲーム・ナード(英語版)』が制作された。ウォーショウはこの映画に主役のマッドサイエンティスト役で出演を要請されたが、心理療法士の仕事に差し障るというウォーショウの申し出により、本人役のカメオ出演となった。 2020年、ウォーショウは、自身が制作したドキュメンタリー"Once Upon Atari"を元にした書籍"Once Upon Atari: How I made history by killing an industry"(かつてアタリで: 如何にして私は業界を殺し歴史を作ったのか)を出版した。
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