りゅうあんじ

デジタル大辞泉

りゅうあん‐じ【滝安寺】

読み方：りゅうあんじ

大阪府箕面(みのお)市にある単立宗教法人の寺。白雉元年（650）役小角(えんのおづの)の開創と伝えられる。修験道の霊場であった。竹生島(ちくぶしま)・江の島・厳島(いつくしま)とともに四弁財天の一。箕面寺。ろうあんじ。

りゅうあん‐じ【竜安寺】

読み方：りゅうあんじ

⇒りょうあんじ（竜安寺）

りょうあん‐じ【竜安寺】

読み方：りょうあんじ

京都市右京区にある臨済宗妙心寺派の寺。山号は、大雲山。藤原実能の別荘近くにあった徳大寺の地に細川勝元が寺を建て、宝徳2年（1450）義天玄承を招き、その師日峰宗舜を開山としたのが始まり。応仁の乱で焼失、徳芳禅傑が再興。現在の方丈は塔頭(たっちゅう)西源院の建物を移築したもの。方丈庭園は相阿弥作と伝えられ、石と砂だけで構成された枯れ山水で虎の子渡しの庭とよばれて有名。平成6年（1994）「古都京都の文化財」の一つとして世界遺産（文化遺産）に登録された。りゅうあんじ。

世界宗教用語大事典

りゅうあんじ 【滝安寺】

ロウアンジとも。大阪府箕面市平尾にある本山修験宗の寺。箕面山吉祥院。役小角開基と伝え、護良親王が後醍醐天皇の隠岐島からの帰還を祈願した寺。箕面寺とも。古くから滝の信仰をもつ霊場。本堂の弁才天は日本四弁才天の一つ。