よく知られたパイプ喫煙愛好者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 07:31 UTC 版)
「パイプ (たばこ)」の記事における「よく知られたパイプ喫煙愛好者」の解説
日本ではダグラス・マッカーサーがコーンパイプを愛用していたことがよく知られており、日本のGHQ統治下における彼の写真には特徴的な丈の高いコーンパイプを咥えた姿が数多く残されている。 アルベルト・アインシュタイン、ヨシフ・スターリンもパイプの愛好家として知られている。 チェ・ゲバラは葉巻のイメージが一般的だが、私生活ではパイプを愛用していた。指揮者オットー・クレンペラーはパイプを銜えたまま寝てしまい火が燃え移り大火傷を負い、復帰に1年を要した。 米国の作家レイモンド・チャンドラーは自らもパイプを愛用したが、自身の小説の主人公であるフィリップ・マーロウにもパイプを吸わせている。 日本人では作家の開高健、漫画家の藤子・F・不二雄、政治評論家の竹村健一、作曲家の團伊玖磨、モータージャーナリストの徳大寺有恒等が著名なパイプスモーカーとして知られている。徳大寺有恒は数あるパイプの中でもローデシアンベントを好み、その形を見ると「しびれを感じる」としている。 架空の人物としてはシャーロック・ホームズがキャラバッシュのベント型パイプを咥えている図が有名だが、これは元々舞台俳優のウィリアム・ジレットや英国放送協会(BBC)制作のテレビドラマシリーズの影響によるもので、原作にはキャラバッシュ・パイプは登場しない。原作でのホームズは、「陶製のパイプ」(クレイ・パイプ)、「ブライヤー・パイプ」を愛用しつつ、紙巻き煙草も賞賛しながら「お替り」するなど、別にパイプに拘っている訳ではない描写も登場する。なおジレットは、長丁場の台詞回しの間、ベント型で軽いキャラバッシュが咥え続け易いとして選んだという。 『ホビットの冒険』や『指輪物語』ではホビットやガンダルフなど主要登場人物にパイプ煙草を吹かす描写がしばしば登場しており、この中では陶器製パイプと思われる「割れていなければ」などとする表現も見られる。ちなみに物語では度々このパイプ喫煙が登場、ストーリーの伏線に用いられたりもしている。なお映画『ロード・オブ・ザ・リング』では、作中のパイプとして陶器製パイプが描かれた(ちなみに煙草はパイプ草と呼ばれている)。 コーンパイプを咥えるマッカーサー ベントパイプを咥えるホームズ パイプを手に持つホームズ アインシュタインと妻エルザ スターリン(中央)とモロトフ(左)
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