【輸送艇1号】(ゆそうてい1ごう)
JMSDF LCU-2001 LCU No.1 Class.
海上自衛隊が昭和時代末期~平成時代初期(1980年代後半~1990年代前半)にかけて就役させた小型揚陸舟艇。
1980年代初頭に就役した「ゆら」型輸送艦と同様のビーチング型の揚陸艇で、「ゆら」型よりやや小型化した船体でありながら、ペイロードはほぼ同等となっている。
艦種記号はアメリカ海軍の上陸用舟艇と同じ「LCU」であるが、米軍のものとは運用目的が異なるため、戦車等の大型車両を輸送することはできない。
一般的な船型に比べ速力が劣り、また平坦な浜辺以外への揚陸はできないため、大型艦艇が入港できない離島などへの人員・資材輸送や、港湾設備が使用不能となった地域への災害派遣等が主要な用途となっている。
現在は「1号(LCU-2001)」「2号(LCU-2002)」の2隻があり、「1号」が佐世保地方隊、「2号」が横須賀地方隊に所属している。
スペックデータ
排水量(基準/満載) | 420t/540t |
全長 | 52.0m |
全幅 | 8.7m |
喫水 | 1.6m |
機関 | 三菱S6-MTKディーゼル(出力3,000PS)×2基・2軸推進 |
最大速力 | 12ノット |
乗員 | 艇長以下28名+地上部隊70名 |
兵装 | JM61 20mm多銃身機関砲×1門 |
同型艦
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