みやけときわ【ミヤケトキワ】(観賞樹)
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登録番号 | 第3988号 |
登録年月日 | 1994年 3月 14日 | |
農林水産植物の種類 | あじさい | |
登録品種の名称及びその読み | みやけときわ よみ:ミヤケトキワ |
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品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | 2000年 3月 15日 | |
品種登録者の名称 | 山田和快 | |
品種登録者の住所 | 東京都三宅島三宅村阿古1804番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山田和快 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,東京都三宅島に自生するガクアジサイの変異株から選抜,育成されたものであり,新しょうが周年発生し,花は八重咲でガクアジサイ型,開花時期によっては中間型となり,花色は白の鉢物,庭園植栽向きの四季咲性品種である。 樹形は開張性,枝の太さは太,節間長は中,新梢の色は緑,枝の斑点の多少は少である。葉身全体の形は長楕円形,葉身先端の形は鋭尖形,葉身基部の形は鋭形,葉縁の形は鋭鋸歯,葉身長は長,葉身幅は中,成葉表面の色は緑,裏面は淡緑,葉柄の長さは中である。花序の形は盃形,花形はガクアジサイ型で冬期は中間型となり,着花の節数は中,冬期は多,花序の縦径及び厚さは中,横径はやや大である。両性花の数は多,装飾花の数は少,装飾花の花形は八重咲,装飾花の縦径及び横径は中,がく片の数は13枚程度,重なりは少し重なる,形はひし形,大小の有無は有,切れ込みの位置は全縁,わん曲は平滑である。開花盛期の花色は黄白(JHS カラーチャート2701)である。花柄及び小花柄の長さは中,花柄の色は緑,小花柄は淡緑,初夏の露地での開花期は中であるが年間 3~ 4回開花し,落葉性は半落葉である。 「三宅島在来ガクアジサイ」と比較して,装飾花の花形が八重咲であること,がく片の形がひし形であること,半落葉性であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者が昭和57年冬期に三宅島のガクアジサイの自生地において,八重咲きの変異株を発見し,ほ場(東京都三宅村)で増殖したものの中から四季咲性の強いものを選抜し,以後,挿木で増殖しながら特性の調査を続け,その特性が安定していることを確認して育成を完了した。 なお,出願時の名称は「三宅島四季咲八重アジサイ」であった。 |
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