バーゼル‐じょうやく〔‐デウヤク〕【バーゼル条約】
バーゼル条約(ばーぜるじょうやく)(Basel Convention)
汚染土壌や医療廃棄物などの有害な廃棄物について国境をまたがる移動を規制するために定められた条約のこと。1989年にスイスのバーゼルで採択され、1992年に発効した。日本は1993年に批准。
1970年代から80年代にかけて、ヨーロッパの先進国からの有害廃棄物がアフリカの発展途上国に放置され、環境に悪影響を与える事態が相次いだ。そこで、環境保全の観点から有害廃棄物の責任の所在を明確にするため、バーゼル条約が採択された。
なお、バーゼル条約の正式名称は「有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制に関するバーゼル条約」という。
これまでバーゼル条約を批准していなかったアメリカが批准の意向を示していることが明らかになった。
(2005.05.02掲載)
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