のと里山里海号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 17:38 UTC 版)
2015年4月29日から運行されている観光列車で、専用のNT300形気動車を使用し、水曜日を除く平日に「カジュアルコース」、土日祝日に「ゆったりコース」が運行される。平日・土日祝日ともに、朝に下り1本、正午前後に1往復、午後に1往復が運行される。祝日を除く水曜日は専用車は使用されず、運休もしくは普通列車となる。 「カジュアルコース」は午後の1往復が普通列車との併結で、朝の下り1本と正午前後の1往復が専用車両の単独運行である。各駅停車で、専用車両に乗車する場合は運賃のほかに乗車整理券(310円、2019年10月1日現在)が必要である。祝日を除く水曜日は、朝の下り1本はNT200形の普通列車に差し替えられ、正午前後の1往復は運休、午後の1往復は専用車両の連結されない普通列車となる。 「ゆったりコース」は全席要予約の座席指定制で、スイーツ、寿司御膳、地酒を提供する飲食付きプランが設定されている。飲食付きプランの内容と料金は列車によって異なる。飲食なしで利用する場合、乗車区間の運賃と指定席料金(大人1530円、子供1020円、2019年10月1日現在)が必要。「ゆったりコース」の運行日は、「ゆったりコース」と同時刻の普通列車が運休となる。七尾駅・和倉温泉駅・穴水駅の発着時刻は「カジュアルコース」と同時刻であるが、途中、和倉温泉駅以外では乗降できない。 「カジュアルコース」「ゆったりコース」ともに、能登中島駅では午後の上りを除き10分前後一時停車し、駅構内に保存されているオユ10形郵便車を見学できるほか、能登中島駅 - 穴水駅間の七尾湾沿いの3か所で停車・徐行する。このため普通列車よりも全線の所要時間は長くなる。 運行開始当初ゆったりコースが下り3本・上り2本、カジュアルコースが3往復設定されていたが、2016年3月26日のダイヤ改正でダイヤが共通化され両コースとも下り3本・上り2本となっている。
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