能力主義
能力主義
【英】:Performance-based Human Resource Management,Ability-based Human Resource Management
能力主義というコンセプトは、発揮能力と保有能力のどちらを重視するかによって、大きく二つに区分される。
前者の場合は成果主義と同義語で用いられていることが多く、また、後者の場合は、職能資格制度・職能給等、オイルショック後の日本企業がこぞって導入したスタイルである。
保有能力に着目した能力主義のコンセプトは、年功主義の弊害が自覚されはじめる頃に、「できる人材」と「できない人材」を評価し、処遇に格差を付けるべきだとして登場した。社員の能力向上を促す制度としても捉えられ、社員側からも評価された。
実際は、役職ポスト不足に対して能力主義を採用した企業もあるが、この場合は実際の業務に関わらず処遇が定まってしまい、不公平感をきたしてしまう場合がある。また、能力向上を経験蓄積と捉えがちで、実際の処遇は年功主義的な右肩上がりになる傾向もある。
能力主義のコンセプトは、個人の能力に着目しており能力をどう測定するかがキーポイントとなっており、詳細な職能要件を整備するなどして対応している。
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