能(のう)シテ方(かた)
能シテ方
<のうしてかた>
区分
重要無形文化財
保持者
粟谷 菊生
<あわや きくお>
(東京都)
片山 博太郎
<かたやま ひろたろう>
(芸名 片山 九郎右衛門)
<かたやま くろうえもん>
(京都府)
三川 泉
<みかわ いずみ>
(東京都)
解説
能は14世紀半ばに大成した、謡と囃子を伴奏に舞踊的な所作でストーリーが展開する仮面による歌舞劇で、芸能史上重要な位置を占めるものである。また、極端に簡素化された様式の中で、人間の思想、感情の機微を繊細に表現する技術、形式を今日に伝えている点において、芸術上高度の価値を有するものである。シテ方は、ワキ方、囃子方、狂言方とともに能を成立させる演技の一つの役柄で、曲中の人物に扮し、曲中に扱われていることを歌い舞いして演じる。シテ方には観世、宝生、金春、金剛、喜多の五流がある。
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