南西アンパ・ガス田
【英】: southwest ampa gas field
ブルネイ西部、海岸から約 12km 沖合の南シナ海陸棚(水深 15 ~ 30m )に位置する、同国の代表的ガス田。 シェル社により 1963 年に発見され、1965 年に生産が開始された。生産された天然ガスは、海底パイプラインでルムットの天然ガス液化基地へ送られ、LNG として日本へ輸出される。 地質区としては北西ボルネオ盆地内のバラム・デルタに属し、集油面積は約 40km2 。油層は第三紀中新世~鮮新世の砂岩(多層)で、深さは 2,155 ~ 2,490m 。究極可採埋蔵量は、油が 9 ~ 10.5 億バレル、ガスが約 5.6 兆立方フィートと見積もられている。 産油量は、1970 年代前半には 10 万バレル/日を越える水準にあったが、2000 年以降は 4 ~ 5 万バレル/日台で推移していると推測される。 主文献『東南アジアの石油産業』(1981)、『世界の大油田』(1984) (齊藤 隆、2006 年 3 月) |

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