ナスダック【NASDAQ】
ナスダック(なすだっく)
現在、ハイテク産業を中心に5,000社を超える成長企業が登録している。マイクロソフト、インテル、シスコシステムズを含め多くのハイテク関連企業などが、ナスダックで株式を公開している。
登録銘柄すべての株価から計算されるナスダック総合指数は、登録比率の高いハイテク株の値動きに連動し、世界中の株式市場に大きな影響を与えている。ニューヨーク証券取引所のダウ工業平均株価と並び、ナスダック総合指数は株式市場の動向を表す指標として大きな役割をもっている。
ナスダックは、NASD(全米証券業協会)により1971年に創設された。当時は、市場と証券会社をコンピュータネットワークで結ぶ画期的な証券市場システムの導入が注目された。ニューヨーク証券取引所と比較し、赤字企業でも上場が可能になるなど株式登録の基準が緩やかに設定されている。このため、多くのベンチャー企業にとって、重要な資金調達の場として活用されている。
株式市場の規模を表す時価総額は、およそ6兆ドルである。これは、東京証券取引所(第一部)の時価総額440兆円を超える規模となっている。
なお、ナスダック総合指数は、1999年1月の2,200ポイントから、2000年3月10日には5,048.62ポイントをつけ、過去最高値を記録している。
(2000.04.16更新)
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