たいよう‐エネルギー〔タイヤウ‐〕【太陽エネルギー】
太陽エネルギー
【英】: solar energy
太陽より地球に降り注ぐ熱エネルギーや光エネルギーのことをいう。地球大気圏に入射するエネルギー量は、光線と直角の断面 1m2 あたり 1 分間に約 20kcal である。太陽エネルギー利用は、熱利用と光利用に大別される。熱利用の主なものとして太陽熱発電とソーラー・システムがあり、光利用の主なものとして太陽光発電がある。太陽熱発電とは、鏡やレンズを用いて集熱器に集光し、集熱器内で数十気圧の蒸気を発生させてタービンを回し発電させる技術である。わが国においては、タワー集光方式と曲面集光方式の 2 方式で、1981 年(昭和 56 年)に 1,000KW の発電に成功しており、米国においては 10,000KW のタワー集光方式太陽熱発電プラントを建設中である。ソーラー・システムとは、太陽熱で温水を作り、その熱で冷暖房・給湯を行うシステムのことをいい、集熱器、蓄熱槽、吸収式冷凍機、熱交換器などよりなる。太陽光発電とは、光電池を用いて太陽光を直接電気に変換し発電する技術であり、光電池の直流出力を中心に、一般的に用いられる直流/交流変換装置、日射変動などの自然条件に対して出力を安定化する装置、さらに送配電系統に接続する連係装置などから構成される発電システムである。光電池の要素研究と併せて周辺技術の研究開発が進められている。 |

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