その後の両校の動き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/17 08:20 UTC 版)
「魚津対徳島商延長18回引き分け再試合」の記事における「その後の両校の動き」の解説
徳島商の翌日の試合は準決勝の作新学院戦であったが、板東は1安打14奪三振の力投を見せた。しかし4連投となった決勝の柳井戦では、完投したものの14安打を浴びて7失点、奪三振は3と力尽きた。板東は大会記録となる83奪三振を記録した。 一方魚津は敗れはしたものの、蜃気楼旋風と称賛を受けた。地元・魚津市は2年前に死傷者179名を出した魚津大火という大惨事に見舞われており、復興途上にあっただけに魚津市民達は大いに勇気付けられ、帰郷した魚津ナインを熱狂的に歓迎した。 試合直後、熱戦の感動を詠んだ漢詩『称 魚津徳島両校之健斗』が魚津高校野球部に届けられた。作者は不明だが、詩吟として魚津市民らに歌い継がれている。 称 魚津徳島両校之健斗 好投能制敵村椿 好投よく敵を制する村椿 必殺剛球彼板東 必殺の剛球彼板東 鳴尾甲園斗志漲 鳴尾の甲園に闘志漲り 白球飛箭挑蒼穹 白球飛箭(ひせん)して蒼穹(そうきゅう)=青空=に挑む 縦横快技守塁美 縦横の快技守塁の美 十万喊声呼熱風 十万の喊声(かんせい)熱風を呼ぶ 傾尽精魂回十八 精魂を傾け尽くして回十八 健児名聞永無窮 健児の名聞永(とこしなえ)に窮まりなし
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