その他の高水準言語マシン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/11 21:02 UTC 版)
「LISPマシン」の記事における「その他の高水準言語マシン」の解説
日本の第五世代コンピュータ計画では、LISPよりもさらに高水準の、論理推論の操作をハードウェア化し、Prologなどの論理プログラミング言語の高速処理を目的としたマシン(逐次推論型マシン PSI、並列推論型マシン PIM)が開発された。また、Prologをより直接的に実装することを意図したプロセッサやコプロセッサが1980年代後半から1990年代前半にかけていくつか開発されている。例えばカリフォルニア大学バークレー校の VLSI-PLM、その後継のPLUM、関連するマイクロコード実装などがある。設計レベルに留まり、実際にハードウェアが製作されなかった例もいくつかある。LISPと同様、Prologの基本計算モデルは標準的な命令型設計とは大きく異なるため、計算機科学者や電気工学者は根底にある計算モデルのエミュレートによって生じるボトルネックをなんとか解消しようとしてきた。 ニクラウス・ヴィルトのLilithプロジェクトでは、Modula-2言語を指向した独自CPUを採用している。 近年の例には、1990年代終盤に最初に構想されたサン・マイクロシステムズによるものを代表とする、Javaに最適化されたJavaプロセッサ(en:Java processor)がある。 エリクソンはErlangに最適化したプロセッサ ECOMP を開発したが、製品化はしていない。
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