その他のレジスタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/16 18:10 UTC 版)
「アポロ誘導コンピュータ」の記事における「その他のレジスタ」の解説
AGCには他にも処理の過程で使用するレジスタが存在する。 S : 12ビットのメモリアドレスレジスタ。アドレスの下位ビットを保持 Bank/Fbank : 4ビットのROMバンクレジスタ。アドレッシングがfixed-switchableモードのときに1キロワードのROMバンク選択に使用 Ebank : 3ビットのRAMバンクレジスタ。アドレッシングがerasable-switchableモードのときに256ワードのRMバンク選択に使用 Sbank (super-bank) : Fbankを拡張する1ビットのレジスタ。ROMが全部で36キロワードであり、最後の4キロワード部分はFbank単独では指定できないため、その場合に使用する。 SQ : 4ビットのシーケンスレジスタ。現在の命令コード(オペコード)を保持 G : 16ビットのメモリバッファレジスタ。メモリに読み書きする(した)内容 X : 加算器への一方の入力。加算器は1の補数で計算。あるいはプログラムカウンタ(Z)をインクリメントする。 Y : 加算器へのもう一方の入力 U : 実際にはレジスタではなく、加算器の出力(X+Yの1の補数表現) B : 汎用バッファ。命令プリフェッチにも使われる。命令を実行する際、Bレジスタの上位ビット(オペコード部分)をSQレジスタにコピーし、Sレジスタに下位ビット(オペランド=アドレス)をコピーする。 C : 独立したレジスタではなく、Bレジスタの1の補数表現である。 IN : 4つの16ビット入力レジスタ OUT : 5つの16ビット出力レジスタ
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