その他のオーケストラ・歌劇場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 09:08 UTC 版)
「クリスティアン・ティーレマン」の記事における「その他のオーケストラ・歌劇場」の解説
これまでにドイツ国内やヨーロッパ各地のオーケストラをはじめ、シカゴ交響楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、クリーヴランド管弦楽団、フィラデルフィア管弦楽団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団など世界の数多くのオーケストラへ客演し、特にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団などへは定期的に客演を行なっている。 ベルリン・フィルにおいては、前述のようにティーレマン自身がベルリン出身であり、幼い頃からその演奏会に通い、また、奏者として楽団の中で演奏を学んだり、指揮者としてヘルベルト・フォン・カラヤンのアシスタントを務めるなど縁が深い。定期演奏会へデビューしたのは1996年のことであるが、クラウディオ・アバド辞任後の首席指揮者・芸術監督の候補として、サイモン・ラトルやマリス・ヤンソンスらとともに名が挙がった一人であり、その後ラトルが就任してからも定期的に客演している。また、同じ世代の中では定期的に指揮台に招かれているほぼ唯一の指揮者となっており、「ドイツ人指揮者として無視できない大物」と評されているばかりでなく、ラトル後のベルリン・フィルの常任指揮者に最も近いという意見があった。近年は得意とするブルックナーやブラームス、リヒャルト・シュトラウスといったドイツ・オーストリア系レパートリーを披露しており、それらの演奏はベルリン・フィルが運営しているデジタル・コンサートホールのアーカイブでも視聴可能である。 2015年、ラトル退任後のベルリン・フィルの首席指揮者・芸術監督の選考が行われ、候補としてティーレマンの名も挙がったが、最終的にキリル・ペトレンコに決定している。
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