すずこがね【スズコガネ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9793号 |
登録年月日 | 2002年 3月 1日 | |
農林水産植物の種類 | 大豆 | |
登録品種の名称及びその読み | すずこがね よみ:スズコガネ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 長野県 | |
品種登録者の住所 | 長野県長野市大字南長野字幅下692の2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 高橋信夫、高松光生、元木悟、山田直弘、田中進久、宮崎尚時、小林勉、矢ヶ崎和弘、重盛勲、小野佳枝、西牧清、手塚光明 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「東山124号(後の「ホウレイ」)」に「エンレイ」を交配して育成された固定品種であり、育成地(長野県塩尻市)における成熟期は中、有限伸育型で種皮が黄色、粒形が球の豆腐加工用の品種である。伸育型は有限、分枝数は中、胚軸の色は紫、主茎長、主茎節数及び最下着莢節位高は中である。小葉の形は円葉、数は3枚葉、花色は紫である。熟莢の色は褐、裂莢の難易及び毛茸の多少は中、色は白である。種皮の単色・複色の別は単色、地色及び粒の子葉色は黄、粒形は球、臍の色は黄、粒の大小は大の小、子実の品質は上である。開花期及び成熟期は中、生態型は中間型、粗蛋白含有率及び粗脂肪含有率は中である。11S蛋白質サブユニットの有無はⅡa欠、倒伏抵抗性は強、ダイズモザイクウイルス抵抗性A系統、同B系統、同C系統及び同D系統は抵抗性、同E系統はネクロシスである。ダイズシストセンチュウ抵抗性は弱である。「エンレイ」と比較して、粒形が球であること、ダイズモザイクウイルス抵抗性C系統が抵抗性であること等で、「ホウレイ」と比較して、主茎長が長いこと、粒形が球であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和58年に長野県中信農業試験場(塩尻市)において、「東山124号(後の「ホウレイ」)」に「エンレイ」を交配し、62年に雑種第4代で個体選抜を行い、以後、系統選抜により育成された固定品種であり、平成2年から生産力検定試験及び特性検定試験を行い、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「東山165号」であった。 |
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