すずおとめ【スズオトメ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9798号 |
登録年月日 | 2002年 3月 1日 | |
農林水産植物の種類 | 大豆 | |
登録品種の名称及びその読み | すずおとめ よみ:スズオトメ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 異儀田和典、酒井真次、松永亮一、羽鹿牧太、高橋将一、中澤芳則 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「九系50号」に「納豆小粒」を交配して育成された固定品種であり、育成地(熊本県菊池郡西合志町)における成熟期は中、主茎長はやや長、粗蛋白含有率が高の納豆向きの品種である。伸育型は有限、分枝数は多、胚軸の色は紫、主茎長はやや長、主茎節数は中、小葉の形は円葉、数は3枚葉、花色は紫である。熟莢の色は褐、毛茸の多少は中、形は直、色は褐である。種皮の地色は黄、粒の子葉色は黄、形は球、光沢は弱、臍の色は黄、粒の大小は小、子実の品質は中である。開花期は中の晩、成熟期は中、生態型は中間型、粗蛋白含有率は高、粗脂肪含有率は中、倒伏抵抗性はやや弱、リポキシゲナーゼアイソザイムの有無は全有である。「納豆小粒」及び「アキシロメ」と比較して、主茎が長いこと、毛茸の色が褐でること、粗蛋白含有率が高いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和62年に九州農業試験場(現独立行政法人農業技術研究機構九州沖縄研究センター)のほ場(熊本県菊池郡西合志町)において、「九系50号」に「納豆小粒」を交配し、集団育種法により3代まで育成し、以後、系統選抜により、固定をはかりながら平成6年から生産力検定試験、特殊検定試験を行い、10年に特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「九州129号」であった。 |
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