じんげい (潜水艦)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/14 21:30 UTC 版)
| じんげい | |
|---|---|
|
就役後に三菱重工神戸造船所を出港する
「じんげい」 |
|
| 基本情報 | |
| 建造所 | 三菱重工業神戸造船所 |
| 運用者 | |
| 艦種 | 通常動力型潜水艦 |
| 級名 | たいげい型潜水艦 |
| 建造費 | 699億円 |
| 所属 | 第2潜水隊群第4潜水隊 |
| 艦歴 | |
| 発注 | 令和元年度 |
| 起工 | 2020年4月24日 |
| 進水 | 2022年10月12日 |
| 就役 | 2024年3月8日 |
| 要目 | |
| 基準排水量 | 3,000トン |
| 長さ | 84m |
| 幅 | 9.1m |
| 深さ | 10.4m |
| 機関 | ディーゼル・エレクトリック方式 リチウムイオン電池 |
| 出力 | 6,000 PS |
| 推進 | スクリュープロペラ × 1軸 |
| 潜航深度 | 未発表 |
| 乗員 | 70名 |
| 兵装 | HU-606 533mm魚雷発射管 × 6門 18式 魚雷 ハープーン |
| C4I | OYX-1 情報処理サブシステム ZQX-12 潜水艦戦術状況表示装置 潜水艦情報管理システム 基幹ネットワークシステム |
| レーダー | ZPS-6H 対水上捜索用 × 1基 |
| ソナー | ZQQ-8 統合式 |
| 探索装置・ その他装置 |
非貫通式潜望鏡 |
| 電子戦・ 対抗手段 |
ECM |
| その他 | TCM(潜水艦魚雷防御システム) |
じんげい (ローマ字:JS Jingei, SS-515)は、海上自衛隊の潜水艦。たいげい型潜水艦の3番艦。艦名の「じんげい」は漢字では「迅鯨」と書き、「海の王者たる鯨が波をけたてて疾走するさまを表現したもの」に由来し[1][2]。この名を受け継いだ日本の艦艇としては、旧海軍の外輪船で御召艦「迅鯨」、迅鯨型潜水母艦1番艦「迅鯨」に続き、3代目となる。1番艦「たいげい」、2番艦「はくげい」と同様、女性乗員最大6人のための専用の居住エリアが就役時からあらかじめ設けられる[2]。
本記事は、本艦の艦暦について主に取り扱っているため、性能や装備等の概要についてはたいげい型潜水艦を参照されたい。
艦歴
「じんげい」は、中期防衛力整備計画(31中期防)に基づく令和元年度計画3000トン型潜水艦8130号艦として、三菱重工業神戸造船所で2020年4月24日に起工され、2022年10月12日に同工場で挙行された命名・進水式において、「じんげい」と命名された[1]。2024年3月8日に就役し、第2潜水隊群第4潜水隊に編入され、横須賀に配備された[3][4][5]。
歴代艦長
| 代 | 氏名 | 在任期間 | 出身校・期 | 前職 | 後職 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 艤装員長 | ||||||
| - | 佐藤 純 | 2022.10.12 - 2024.3.7 | じんげい艦長 | |||
| 艦長 | ||||||
| 1 | 佐藤 純 | 2024.3.8 - | じんげい艤装員長 | |||
脚注
出典
- ^ a b 防衛省 海上自衛隊 [@JMSDF_PAO] (12 October 2022). “10月12日、三菱重工(株) 神戸造船所において、たいげい型潜水艦3番艦の命名式・進水式が行われ「じんげい」と命名されました。”. X(旧Twitter)より2022年10月12日閲覧.
- ^ a b “海自の最新潜水艦たいげい型3番艦「じんげい」が命名・進水 旧海軍の潜水母艦「迅鯨」に由来”. 高橋浩祐 (Yahoo!ニュース). (2022年10月12日) 2022年10月12日閲覧。
- ^ 潜水艦「じんげい」の引渡式・自衛艦旗授与式について 海上幕僚監部(2024年3月1日)
- ^ “海上自衛隊の最新鋭たいげい型潜水艦3番艦「じんげい」就役――1番艦「たいげい」は試験潜水艦に種別変更(高橋浩祐) - エキスパート”. Yahoo!ニュース (2024年3月8日). 2024年3月8日閲覧。
- ^ 防衛省 海上自衛隊 [@JMSDF_PAO] (8 March 2024). ““最新鋭の潜水艦”が就役、「たいげい」型の3番艦、その名も「じんげい」。”. X(旧Twitter)より2024年3月8日閲覧.
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