事大主義
事大主義とは、事大主義の意味
事大主義とは、小さな者が大きな者に従うという意味のこと。大国に隣接する小国の運営方針などに用いられる。語源は孟子の「以小事大」の一節から取られており、呉に仕えた越の話がしたたかな例として記述されている。ちなみに、「大事主義」、「時代主義」は誤用である。英語では、trimming policy、worship of the powerful などと表現する。事大主義の類語
事大主義の類語には順応主義が挙げられる。国は地理的環境を変えられず隣国も選べないため、大国からの圧力や貿易赤字も含めて順応していくという考え方である。小国の生存戦略として考えると、事大主義はことわざの「長いものには巻かれろ」という考え方にも近い。事大主義の例文や使い方
事大主義の語は、特に東南アジアでの国家間の力関係を表す言葉として使われている。例文を挙げると「韓国は中国に対し事大主義を取っており、対立する政策を取る事が少ない」といった使い方ができる。事大主義は大国にへりくだると同時に自分より下に見ている国家に対して強く出る側面もあるため、「韓国は中国には強気に出ない替わりに日本には厳しい態度を取る」の様に用いられる。力関係とは関係のないところで単に妥協した政策を取った場合は事大とは言わないため注意が必要である。じだい‐しゅぎ【事大主義】
じだいしゅぎと同じ種類の言葉
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