震度とマグニチュード(しんどとまぐにちゅーど)
震度は地震の揺れの程度を表し「三宅島で地震、震度5弱」のように気象庁が発表する。全国600地点に設置された震度計で、震度は測定される。震度0から震度7までの10段階の表示だ。震度は、震央に近いほど大きくなる。また、地盤が軟弱だと、より強く揺れるので、震度も大きくなる。
震度7…揺れにほんろうされる。最大震度
震度6強…立っていられず、はわないと動けない
震度6弱…立っていることが困難。家具が転倒
震度5強…墓石や自動販売機が倒れる
震度5弱…補強されていないブロック塀が倒れる
震度4…恐怖感があり、外に飛び出る人もいる
震度3…ほとんどの人が揺れを感じる
震度2…電灯などのつり下げ物が、わずかに揺れる
震度1…一部の人がわずかな揺れを感じる
震度0…地震計でのみ揺れが計測される
家屋などに被害が出るのは震度5からだ。一般に震度4までは被害はない。また震度7は、震度計で計測できる最大震度だ。ちなみに震度5と震度6ではそれぞれ強・弱がある。阪神大震災の後、より詳しくする必要性から分けて発表されるようになった。
ちなみにマグニチュードは地震の規模をあらわす。震度の「揺れる強さ」に対し、マグニチュードは「揺らせる強さ」だ。表面的に生じたものが「震度」、それを生じさせたエネルギーが「マグニチュード(M)」だ。
マグニチュードが0.2大きくなると地震のエネルギーは2倍になる。同様に、0.4で4倍、0.6で8倍、0.8で16倍、1.0で32倍…のように増加する。
また、マグニチュードが大きくなると、地震の被害地域も広くなる。M6.0だと被害地域は1市町村を一回り大きくした程度だが、M7.0では被害は1都道府県規模に広がる。
(2000.07.31更新)
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