しんじゅ製造アコヤケース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 04:02 UTC 版)
「ドラえもんのひみつ道具 (しは-しん)」の記事における「しんじゅ製造アコヤケース」の解説
しんじゅ製造アコヤケース(しんじゅせいぞうアコヤケース)は、「しんじゅ製造アコヤケース」(てんとう虫コミックス第28巻に収録)に登場する。 アコヤガイ(真珠貝)を模した道具だが、大きさは本物の貝よりずっと大きく、人の体が入るほど。この中に芯になる物(鉱物でも生物でも良い)を入れて海水に浮かべておくと、本来真珠ができるのに3年かかるところを、3か月で真珠ができあがる。作中ではタイムふろしきと併用することで、製造時間を30分に短縮させていた。なお、時間経過が不十分な状態で中身を取り出した場合でも真珠は出来るが、大きさや輝きが粗悪なものになってしまう。 しずかが母の婚約記念ネックレスを壊してしまい 、足りない5粒の真珠をこのケースで作ったことで、しずかは事なきを得た。その後、スネ夫も真珠を作ろうとするが、誤ってスネ夫自身がケースの中に落ち、真珠になってしまった。 原作では足りない真珠は見つからない(探し続けない)まま終わるが、アニメでは以下のように代わりを作った後も探す部分が追加されている。 テレビアニメの第2作第1期では、このエピソードをもとにした「しずかのネックレス」(1983年4月29日初放送)で登場。しずかがこのケースのおかげで事なきを得るところまでは一緒だが、その後が変更されており、映画『のび太の結婚前夜』につながる重要な展開が描かれている。 第2作第2期(2016年5月20日放送)は、第1期よりも原作に準拠した展開で、スネ夫が誤ってケースに落ち、真珠になるというオチで終わる。また、以下の点が原作と異なる。 足りない真珠の数が5粒から3粒に変更されている。 ケースのおかげで事なきを得るものの、母の話を聞いたしずかは、ネックレスを壊してしまった事や、そのことを別の真珠で誤魔化した事に罪の意識を感じ、もう一度探そうとする。 真珠をもう一度探そうとするしずかの元へジャイアンが駆けつけて、彼のポケットに入っていた残り3粒の真珠が渡され、すべての真珠が見つかる。 スネ夫が帰ってこないことを心配したスネ夫の母が、野比家を訪れない。 なお余談ではあるが、真珠博士を自称するスネ夫はネックレスを300万円と言ったが、しずかの母は「そんなに高い物じゃないわ。ごく普通のネックレスよ」と笑って否定している。
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