しゅんせつ工事とは? わかりやすく解説

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しゅんせつ工事(建設業許可の一種)

河川港湾等の水底しゅんせつする専門工事河口位置する港など、河川からの流下たい積する土砂によって港内水深浅くなるのを防ぐため、これらの土砂取り除き水深維持を図る工事の事。

浚渫

(しゅんせつ工事 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/29 16:25 UTC 版)

浚渫
ポンプ式浚渫船(利根川

浚渫(しゅんせつ、: dredging)は、港湾河川運河などの底面を浚(さら)って土砂などを取り去る土木工事のことである。浚渫作業用の船舶浚渫船(しゅんせつせん)という。

概要

  • 河川部においては、水源からの堆積土砂のため川底が浅くなり、河川の流量が確保できなくなることから、治水のために行われることが多い。
  • 河川舟運(内陸水運)において、船舶の航路を確保するために、河川、運河で行われることが多い。内陸水運が盛んでは無くなったあとも、港湾のある河口付近で行われることが多い。
  • 浚渫された土砂は、廃棄物扱いされるため、安易な投棄は認められないので、水底土砂判定基準による確認が必要である(海洋投棄は、1996年発効のロンドン条約にて制限を受ける)一方、川砂はコンクリート骨材や埋戻材などに重宝されることから、近隣の建設現場などで再使用リサイクルされる状況にある。
  • 一方、工業用地などを確保するための埋立のために、土砂を確保するためにも浚渫が行われることがある[1]
  • ダムにおいて、堆砂などの沈殿物を取り去り、貯水量を確保するためにも行われる。
  • 汚泥底質汚染を除去するためにも行われる。完全な除去が行われない場合、逆に底質からの栄養塩溶出を助長するという研究結果もある。
  • 浚渫窪地は貧酸素水塊の発生源となることがある。
  • 海外においては、鉱山における露天掘りの一種として、浚渫船が用いられる事がある。マレーシア等では、浚渫船を用いて河川において砂錫の採掘が大規模に行われていた。この他、砂金などの採掘にも用いられていた。

出典

  1. ^ 室田恭宏「浚渫の話(1)」(PDF)『DOBOKU技士会東京』第41号、東京土木施工管理技士会、2008年8月https://www.to-gisi.com/magazine/41/doc06.pdf2024年6月19日閲覧 

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