砂錫とは? わかりやすく解説

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さ‐すず【砂×錫】

読み方:さすず

砂鉱床産する錫石錫石を含む鉱脈岩石風化され、流水や波の作用運ばれるときに、重い錫石集中して堆積(たいせき)したもの。錫の原料鉱石


錫石

(砂錫 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/18 23:15 UTC 版)

錫石
分類 酸化鉱物
化学式 SnO2
結晶系 正方晶系
へき開 なし
モース硬度 6.5
光沢 ダイヤモンド光沢~金属光沢
褐色~黒色
条痕 淡褐色
比重 7.0
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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錫石(すずいし、: cassiterite、キャシテライト)は、鉱物酸化鉱物)の一種。化学組成酸化スズ(IV) (SnO2)で、スズの重要な鉱石鉱物

金紅石(ルチル、TiO2)と同じ結晶構造を持ち、しばしば複雑に双晶する。

熱水鉱脈、ペグマタイトなどに産する。風化に強くて比重が大きいため、砂礫中に砂錫(さすず)として産することもある。また、珪化木のような木目模様を持つ木錫(もくしゃく)としても産する。

産地としては、イギリスコーンウォールボリビアマレー半島などが有名。日本では明延(あけのべ)鉱山(兵庫県)、木浦鉱山(大分県)、錫山鉱山(鹿児島県)などが挙げられる。また、国内の砂錫産地としては岐阜県恵那中津川地方で明治~昭和初期まで採掘されていた。

関連項目

参考文献

外部リンク


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