御霊とは? わかりやすく解説

御霊(ごりょう)

政争などで恨み飲んで死んだ個人の霊を御霊と呼ぶ。
災害疫病などをもたらすとして、平安時代から盛んに恐れられるようになった。御霊の例としては奈良時代長屋王の例をはじめとするが、御霊信仰本格化するのは平安遷都以後である。そして最大の御霊と呼ばれるのが、天神様として有名な菅原道真である。平安時代以降こうした御霊を鎮魂送り出すための御霊会がしばしば催された。

御霊信仰拡大背景としては、前近代都市人口集積地帯特有の衛生状態悪さによる宿命的な疫病流行がある。また平安時代初期地震などの災害多くいずれも御霊の祟り考えられた。

日本史上、個人死霊恐れ信仰はこの御霊信仰から本格化する。中世以降大流行した大念仏などの念仏芸能も、戦死者などの死霊鎮魂を図るものであり、御霊信仰流れをくむものである





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