ケーブル‐テレビ
ケーブルテレビ(けーぶるてれび)(CATV)
電波を飛ばして放送する地上波テレビとは異なり、ケーブルでテレビ番組を送るシステムです。各家庭に設置するターミナルを利用することにより、番組の受信だけでなく、データの送信も行えるという双方向の情報通信が可能です。
歴史的には、山間部などテレビ電波の届きにくい地域の難視聴を解消するため、ケーブルテレビは共聴施設として始まりました。そのため、コミュニティ・アンテナ・テレビの略でCATVと呼ばれています。
全国には、およそ7万施設のケーブルテレビ基地局があり、約1600万世帯が加入しています。(1999年度末現在)
最近では、地上波の再放送を流すだけでなく、自主放送を行うところも出てきました。また、通信速度が速く、常時接続が可能となることもあり、インターネットの接続サービスが急速に伸びてきています。CATVインターネットは、電話代を要さない定額制で、一月当たり5000円程度で使い放題になる点が大きく受けています。
ケーブルを使うと、通常の電話回線の数百倍の通信速度を得られることから、大容量の音楽や動画などマルチメディア時代をにらみ、各社ともに競争が激化しています。現在、基幹網を光ファイバに入れ替えたり、完全なデジタル化を目指す計画が各地で進められています。
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(2000.09.02更新)
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