くろことは? わかりやすく解説

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クロコ

クロコダイル」の略。特に、ワニ皮製の意。


くろ‐ご【黒衣/黒子】

読み方:くろご

《「くろこ」とも》

歌舞伎で、俳優演技舞台進行介添えをする人が着る黒い衣装また、その人人形浄瑠璃では、人形遣いが着る黒い衣装くろんぼう黒具(くろぐ)。

表に出ない物事処理する人。陰で支える人。「—に徹する

大坂で、俄(にわか)が流して歩くときにかぶった黒頭巾(くろずきん)。


クロコ

読み方:くろこ

  1. 四分一銀ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・石川県

分類 石川県


黒子

読み方:くろこ,くろご

  1. 芝居後見役役者後見役は黒い衣服をつけたる為めその名起る。亦その衣服の称。
  2. 黒装束(くろそうぞく)の後見こうけん)のことである。〔歌舞伎
  3. 狂言方が着る黒の筒袖黒頭布附の衣類。くろん坊と云ふ。
  4. 〔演〕舞台で黒衣をかぶつて仕事をする人。

分類 歌舞伎演劇芝居

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黒子

名字 読み方
黒子くろこ
名字辞典では、珍しい名字を中心に扱っているため、一般的な名字の読み方とは異なる場合がございます。

黒子

読み方
黒子くろこ

くろこ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/25 05:47 UTC 版)

くろこは、群馬県吾妻郡嬬恋村郷土料理[1][2]ジャガイモからでんぷんを採った後の搾りカスを再利用した保存食である[1][2]

概要

ジャガイモの搾りカスを屋外で風にさらして凍結させる[1][2][3]。そのまま野外に放置し、翌春になると発酵が始まる[3]。それを網の袋に入れ、桶でもみ洗いし[3]、握り固めて天日で乾燥させてつくる[1][2][3]。利用する際には水でペースト状に戻し、ネギや味噌を加えて焼いたり、揚げたりして食べる[1]。子どものおやつとしても食されている[1]

くろこの成分は95%が不溶性食物繊維であり、常温での長期保存に耐える[3]。食物繊維が豊富な健康食品としても、見直しがされている[3]

歴史

江戸時代1780年代に嬬恋村でジャガイモの栽培が始まったとされる[1]。嬬恋村の寒冷な気候風土はジャガイモの栽培に適していたため、栽培は普及し、ジャガイモから取り出したデンプンをかたくり粉として出荷していた[1]。当初、ジャガイモの搾りカスは廃棄されていたが、凶作で食べ物が尽きた際に、廃棄していた搾りカスを再利用して食用にされるようになったとされる[1]

製造に手間がかかることから、第二次世界大戦後の高度経済成長期になると、作り手は次第に減っていった[1]

2010年に有志によって「嬬恋村くろこ保存会」が結成され、くろこ作り体験や試食会を開き、伝承や普及活動に取り組んだ[1]

2023年3月には嬬恋くろこの名義で文化庁100年フード「伝統の100年フード部門」に認定されている[1][2]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l 前田基行「嬬恋村の郷土食「くろこ」 村内の食堂で提供始まる」『朝日新聞』、2023年3月15日。2024年5月20日閲覧。
  2. ^ a b c d e 100年フード「くろこ」を来春に向け仕込み 群馬・嬬恋村の伝統食」『上毛新聞』、2023年11月24日。2024年5月20日閲覧。
  3. ^ a b c d e f 日本調理科学会「〈群馬県〉くろこのねぎ味噌揚げ」『いも・豆・海藻のおかず』農山漁村文化協会〈伝え継ぐ日本の家庭料理〉、2021年、10頁。ISBN 978-4540191916 

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