きまぐれオレンジ☆ロード あの日にかえりたい
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1988年10月1日に東宝系で公開。恭介、まどかの大学受験の時期を中心に描かれたストーリーであり、作風が原作ともテレビアニメ版とも異なる。監督の望月によると「原作者は映画化の事を知らず、会ったのはアフレコ直前の一度だけ」、また「アフレコ台本を見ながら、「この映画の内容は全然違う」と言った」という。 テレビアニメ版で描かれた軽いラブコメタッチな作風が無い、シリアスな三角関係の模様が描かれている。作品の開始から既に三角関係が微妙に破綻を見せており、まどかはひかるの心情をあまり考慮していない。恭介も原作で見せる優柔不断な姿が薄く、ひかるを突き離す内容は、原作に無いものだった。また、この作品中には回顧シーンを含めて超能力を使ったり話題になる描写が全く無い。 原作者のまつもと泉は本作を酷評しており、自らのウェブサイトでも「原作から離れたパラレルワールドと考えてほしい」と記述している。一方、恭介役の古谷徹にとっては一番好きなエピソードで、恭介の行動にも共感したと述べている。 VHS、LDは発売されたが、DVD化はなされていない。ただし、日本国外では既にDVD化済みであり、英語版やフランス版などが発売されている。2021年10月20日にTVシリーズやOVAと共にBlu-rayが発売された。 作中、恭介とまどかが映画館で鑑賞する映画として『タッチ 背番号のないエース』(1986年公開)の一部の映像が二次使用されている。
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