きさいち快速・臨時急行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/11 16:18 UTC 版)
「京阪交野線」の記事における「きさいち快速・臨時急行」の解説
2000年秋に「宇治快速」に代わる行楽期の支線直通列車として設定されたのが「きさいち快速ハイキング号」である。京阪本線からの臨時直通列車は1960年代頃に設定されていた臨時急行「きさいち号」以来となる(京阪電気鉄道発行の社史「京阪七十年のあゆみ」(1980年)の年表によると、1968年に宇治線臨時急行「宇治号」とともにこの「きさいち号」が運行されていた記録がある)。車両は5連車を使用していたが、「宇治快速」と違い、車種の限定は行われていなかった。 2往復設定され、当時の停車駅は淀屋橋駅 - 北浜駅 - 天満橋駅 - 京橋駅 - 枚方市駅と交野線全駅であった。なおこの折り返し列車は「宇治快速」では回送であったが、「きさいち快速ハイキング号」では臨時普通列車として運行されていた。「きさいち快速ハイキング号」は2001年の春と秋にも運行され、合計3シーズンの運行であった。 2002年春、「きさいち快速ハイキング号」は快速から臨時急行に格下げされ「きさいちハイキング号」に改称され、かつての「きさいち号」とほぼ同じ停車駅となった。また編成も5連から4連に短縮したが、新車のアピールも兼ねて10000系限定で運行されることになった(ただし初日の4月21日のみ1往復が2600系5連での運行であった)が、2往復体制に変化はなかった。また折り返しの臨時普通も存続されていた。この列車も同年秋と2003年春の3シーズン運行された。 2000年代前半に運行されていたこれらの列車は2003年改正で廃止されたが、後の「おりひめ」・「ひこぼし」のルーツとなっている。
※この「きさいち快速・臨時急行」の解説は、「京阪交野線」の解説の一部です。
「きさいち快速・臨時急行」を含む「京阪交野線」の記事については、「京阪交野線」の概要を参照ください。
- きさいち快速・臨時急行のページへのリンク