お断わり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 09:48 UTC 版)
借金返済が不可能になった大名家からの、一方的な債務破棄を「お断わり」といい、これは現代の「モラトリアム宣言」に相当する。 享保年間に三井家3代目当主・三井高房が書いた『町人考見録』には、このお断わりによって破産した京都の町人48家の具体例が記されている他、肥後熊本藩の細川家は、「細川家は前々から不埒なる御家柄にて、度々町人の借金断りこれあり」と「お断わり」を繰り返していたと書かれている。 その一方で、儒学者・熊沢蕃山は著書『大学惑問』で、「お断わり」を大名家の財政改革の手段と言い、債権者を害さずに借金を無くすには無利息にして債権者の孫・曾孫の代までに返済すればよい、と「お断わり」を肯定する考えを展開している。
※この「お断わり」の解説は、「大名貸」の解説の一部です。
「お断わり」を含む「大名貸」の記事については、「大名貸」の概要を参照ください。
「お断わり」の例文・使い方・用例・文例
- 貼り紙お断わり
- 【掲示】 (用事以外は)入場お断わり.
- 掛け売りお断わり.
- 【掲示】 入場お断わり.
- 【掲示】 未成年者お断わり.
- 入場券をお持ちでない方の入場お断わり.
- 【掲示】 ペット持ち込みお断わり.
- 失礼は承知のうえですがお申し出はお断わりしなければなりません.
- 押し売りお断わり.
- 開演中入場お断わり.
- 掛け売りお断わり. 【掲示】
- この壁にびょうで物をとめることお断わり. 【表示】
- お心付けは固くお断わりいたします. 【掲示】
- 掛け売り一切お断わり. 【掲示】
- せっかくのお志ですがお断わりいたします.
- よし, この 10 万円は君にあげよう. ただし, これ以上はお断わりだよ.
- お断わりのページへのリンク