おどろきもち【オドロキモチ】(食用作物)
![]() |
登録番号 | 第6386号 |
登録年月日 | 1998年 5月 22日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | おどろきもち よみ:オドロキモチ |
|
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 赤間芳洋 堀末登 中根晃 安東郁男 羽田丈夫 須藤充 伊勢一男 沼口憲治 古館宏 井邊時雄 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「関東146号」(後の「タカナリ」)の乾籾にCo50のγ線30Krを照射した後代から糯化した個体を選抜して育成された固定品種であり,育成地(茨城県つくば市)における成熟期は中生の中,稈長が短,穂長が極長,穂数が少,玄米の形がやや細長く,しま葉枯病抵抗性を有する極多収の水稲,糯種である。 草型は極穂重型,稈長は短,稈の細太は極太,剛柔は剛,止葉の直立の程度は立である。穂長は極長,穂数は少,粒着密度は密である。穎色は黄白,ふ先色は黄白-黄,芒の有無と多少は無である。玄米の形はやや細長,大小は中,精玄米千粒重はやや小,見かけの品質は下の上,食味は下の上である。出穂期は中生の早,成熟期は中生の中,障害型耐冷性は弱,穂発芽性は難,耐倒伏性は強である。白葉枯病圃場抵抗性は中,しま葉枯病抵抗性品種群別は外国稲型(St2i)である。 「タカナリ」と比較して,糯・粳の別が糯であること等で,「マンゲツモチ」と比較して,稈長が短いこと,止葉が立つこと,穂長が長いこと,玄米の形が細長いこと,耐倒伏性が強いこと,しま葉枯病抵抗性品種群別が外国稲型(St2i)であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和63年に農業生物資源研究所放射線育種場(茨城県那珂郡大宮町)において,「関東146号」(後の「タカナリ」)の乾籾にCo50のγ線30Krを照射,同年農業研究センター(茨城県つくば市)において,変異第1代から糯化した個体を選抜して育成された固定品種である。平成2年から生産力検定試験及び特性検定試験を行い,3年以降「関東糯164号」の系統名で地域適応性を検討し,6年にその特性を確認して育成を完了した。7年は変異第9代である。 |
- おどろきもちのページへのリンク