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中根晃

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/26 00:27 UTC 版)

中根 晃
(なかね あきら)
人物情報
生誕 (1931-03-26) 1931年3月26日
日本神奈川県横浜市
死没 (2013-11-11) 2013年11月11日(82歳没)
出身校 旧制武蔵高等学校
東京医科歯科大学医学部
子供 中根秀夫(美術家)
学問
研究分野 児童精神医学
学位 博士(医学)
主要な作品 『自閉症研究』(金剛出版)
学会 日本児童青年精神医学会名誉会員および認定医
日本自閉症スペクトラム学会名誉会員
関東子ども精神保健学会理事長
日本児童青年精神学会名誉会員
日本LD学会名誉会員
東京都精神医学総合研究所客員研究員
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中根 晃(なかね あきら、1931年昭和6年)3月26日 - 2013年平成25年)11月11日)は、日本の精神科医東京都立梅ヶ丘病院院長、実践女子大学教授、日本自閉症スペクトラム学会初代会長、交通遺児育英会理事長を務めた[1][2]

略歴

1931年(昭和6年)3月26日、神奈川県横浜市に生まれる。旧制武蔵高等学校を経て、1957年に東京医科歯科大学医学部を卒業。卒業後は同大学の神経精神医学教室に入局し、島崎敏樹のもとで幻覚・妄想など精神病理学の研究に従事した。

1961年には東京医科歯科大学医学部で文部教官助手に就任。1969年、東京都立梅ヶ丘病院に転じ、精神科医長、副院長を歴任した後、1986年に同病院院長に就任。1995年に退職するまで同職を務めた[3]

1996年より実践女子大学生活科学部教授を務め、2001年から2007年まで国士舘大学体育学部非常勤講師として教鞭を執った。また、同年より横浜市西部地域療育センター非常勤医師として地域医療にも関わった。さらに、東京医科歯科大学、東邦大学医学部、上智大学白百合女子大学などでも非常勤講師を務めた[4]

著書

  • 『自閉症研究』(金剛出版、1978年)
  • 『自閉症研究 改訂増補』(金剛出版、1982年)
  • 『自閉症の臨床: その治療と教育』(岩崎学術出版社、1983年)
  • 『自閉症児の保育・子育て入門(子育てと健康シリーズ 9)』(大月書店、1996年)
  • 『新児童精神医学入門』(金剛出版、1997年)
  • 『発達障害の臨床』(金剛出版、1999年)
  • 『自閉症(こころの科学セレクション)』(日本評論社、1999年)
  • 『詳解 子どもと思春期の精神医学』(金剛出版、2008年)
  • 『あなたと君のアスペルガー 普通の子になりたい そして天才たち』(秀和システム、2011年)
翻訳
  • 『青年期の自閉症 : 個人生活の確立』(岩崎学術出版社、1987年)著者:Eric Schopler, Gary B. Mesibov 原タイトル:『Adolescents and Adults with Autism(Plenum Press, 1983)』
  • 『ADHDの子どもたち』(金剛出版、2000年)著者:Mark Selikowitz 原タイトル:『All about A.D.D』

脚注

  1. ^ 公益財団法人 交通遺児育英会 役員名簿( 平成24年9月26日現在 )”. 2025年4月15日閲覧。
  2. ^ 第2部 日本自閉症スペクトラム学会のこれから ー JーStage”. 2025年4月15日閲覧。
  3. ^ 『自閉症スペクトラム研究 第11巻第2号』中根晃先生追悼”. 2025年4月15日閲覧。
  4. ^ 現代の子どもと強迫性障害 著者等紹介”. 2025年4月15日閲覧。



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