江名子バンドリの製作技術
名称: | 江名子バンドリの製作技術 |
ふりがな: | えなこばんどりのせいさくぎじゅつ |
種別1: | 民俗技術 |
保護団体名: | 江名子バンドリ保存会 |
指定年月日: | 2007.03.07(平成19.03.07) |
都道府県(列記): | 岐阜県 |
市区町村(列記): | 高山市江名子町 |
代表都道府県: | 岐阜県 |
備考: | 江名子バンドリ(製品)とその製作用具は、昭和50年に重要有形民俗文化財に指定された「飛騨の山村生産用具」(989点)の一部を構成している。 |
解説文: | 高山市江名子に伝承されるバンドリと呼ばれる蓑を製作する技術である。 バンドリとは、飛騨地方でムササビを意味する方言で、蓑を着けた人の姿がムササビに似ているので、この名がある。ニゴと呼ばれる稲藁の穂先やシナの木の肉皮などを材料として作られ、軽量で、夏は涼しく冬は温かい仕事着として、雨の日の農作業などに使われてきた。 その製作には、ニゴの採取をはじめ、シナの皮剥きやアク取り、乾燥による色出しなど手間のかかる工程があり、また首折りや上編みなど熟練を要する技術が伝えられている。 我が国の衣生活に関する民俗技術の変遷を考える上で重要であり、また地域に根差した基盤的な技術のあり方を考える上でも注目される。 |
生産・生業: | 小木のたらい舟製作技術 木積の藤箕製作技術 津軽海峡及び周辺地域における和船製作技術 秋田のイタヤ箕製作技術 能登の揚浜式製塩の技術 |
衣食住: | 江名子バンドリの製作技術 越中福岡の菅笠製作技術 |
- 江名子バンドリの製作技術のページへのリンク