あまみはぎとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > あまみはぎの意味・解説 

あまみ‐はぎ【火斑剝ぎ】

読み方:あまみはぎ

《「あまみ」はたき火にあたって足にできる斑点のこと》東北北陸地方正月行事小正月に、鬼などの姿をした若者各戸回り、火にあたってかりいる怠け者いさめたり子供おどしたりするもの。秋田の「なまはげ」や山形の「あまはげ」なども同系統の行事あまめはぎあまはげ。《 新年

[補説] 能登地方の「あまめはぎ」は、平成30年2018)「来訪神 仮面仮装神々」の名称でユネスコ無形文化遺産登録された。


あまめはぎ

(あまみはぎ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/07 14:41 UTC 版)

あまめはぎは、石川県輪島市鳳珠郡能登町に伝わる伝統行事(妖怪)。能登のアマメハギという名称で1979年昭和54年)重要無形民俗文化財に指定された。また伝承の途絶えていた新潟県村上市でも、2005年平成17年)に保存会が発足し、行事が復活した(村上市の市指定無形民俗文化財[1])。2018年11月29日に「アマメハギ」、「男鹿のナマハゲ」(秋田県男鹿市)や「宮古島のパーントゥ」(沖縄県宮古島市)などを含めた8県の10の行事からなる「来訪神 仮面・仮装の神々」として、ユネスコの無形文化遺産に認定された。

概要

囲炉裏火鉢に長くあたっているとできる火だこ(温熱性紅斑)のことをアマメと言い、怠け者の証しとされている。これを剥ぎ取る妖怪がアマメハギである。

類似の行事は日本各地に伝わっており特に日本海側に多く、秋田県男鹿なまはげ山形県遊佐町アマハゲ福井県あっぽっしゃなどがある。

能登地方では、正月小正月1月6日14日20日に輪島市の各地区で、節分の日に能登町で行われ、若者子供仮面を被って家々を回る。農閑期の終わりを前に、農民を管理していた当時の役人が農民達の怠惰を戒める為に鬼のような形相で各戸を訪問してきたことがルーツとされている。

正月の1月6日に子供の行事として行われていた新潟県村上市の大栗田集落の「あまめはぎ」は、集落内に子供がいなくなり伝承が途絶えていたが、2005年(平成17年)9月に「村上市あまめはぎ保存会」が発足し、村上市内の小学生の参加を得て行事が復活した。

脚注

関連項目

外部リンク


「あまみはぎ」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「あまみはぎ」の関連用語

あまみはぎのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



あまみはぎのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのあまめはぎ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS