『シリーズ・江戸川乱歩短編集 1925年の明智小五郎 D坂の殺人事件 』
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2016年1月11日放送、NHK BSプレミアム。『D坂の殺人事件』『心理試験』『屋根裏の散歩者』の初期作を連続してドラマ化した第1作。シリーズは基本的に原作小説をそのまま朗読、俳優が台詞部分を演じる形式で、そのため「最も原作に忠実」を謳い文句にしている。 明智小五郎は三作ともに女性である満島ひかりが演じているが、『D坂』に登場する、棒高縞の和服姿にモジャモジャの蓬髪の明智を忠実に映像化した作品は、これが初めてであった(和服姿の明智は『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』の大木実がいるが、蓬髪ではない。『二十面相の娘』の明智も和服だが、江戸川乱歩原作ではない)。原作で言及される様々な用語や人物名について、字幕や写真、イラストを挿入して解説するという演出が取られた。明智小五郎のモデルとなった神田伯龍(五代目)の写真も紹介されている。また、原作通り、『モルグ街の殺人』『まだらの紐』のトリックにも言及されている。 D坂(団子坂)の通りや建物、一部の登場人物(証言者のアイスクリーム屋や学生たち)は、ミニチュアと人形で表現された。これは実相寺昭雄版『D坂の殺人事件』でも取られた手法である。
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