「MZ-700 に不可能はない」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/06 07:05 UTC 版)
「Oh!X」の記事における「「MZ-700 に不可能はない」」の解説
1986年11月号に読者投稿作品の MZ-700 用 TinyXEVIOUS が掲載された。1986年当時でも決して高機能とはいえなかった MZ-700 の特性を発揮させたものとして読者から高い評価を受けた。これにより「MZ-700 に不可能はない」とのフレーズが生まれ、オリジナルのシューティングゲーム、ライブラリなどの発表を経て、1988年10月号では、X1や、PC-88でも制限の多かったスペースハリアーをオンメモリで実現、掲載に至った。MZ-700の表示回路がテキストのみのサポートであるため、アトリビュートが背景色、文字色で別々に指定できることを利用し、チェッカのキャラクタをタイリングパターンに見立て40x25ピクセル36色として取り扱うという画面の精細さを割り切った実装となった。48KiBというサイズは、雑誌掲載のダンプリストとしては、かなり大きなものである。このMZ-700用スペースハリアーは、別の人物によってX1で動作させるためのパッチが投稿され1989年3月号に掲載されている。パッチサイズは3KiB程度で、機種依存部を書き換えることで実現している。X1のテキストプレーンは文字、背景を独立して色を定義できないため、タイリングパターンの一部をPCGに定義することで実現。音はPSGによって演奏する形となっている。
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