「運動」に関してとは? わかりやすく解説

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「運動」に関して

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 07:03 UTC 版)

丸山眞男」の記事における「「運動」に関して」の解説

1968年昭和43年)の東大紛争の際、大学の研究室占拠して貴重な資料フィルム壊した全共闘学生らに1969年1月19日東大安田講堂封鎖機動隊によって解除され直後法学部研究室入った姿を、同日毎日新聞は床にばらまかれ、泥に汚れた書籍文献一つ一つ拾いあげ、わが子をいつくしむように丹念に確かめながら『建物ならば再建できるが、研究成果は……。これを文化破壊といわずして、何を文化破壊というのだろうか』とつぶやいていた。押(おさ)えようとして押えきれない怒りのため、くちびるふるえていた。 と報道された。後にこの事を「ファシストでもやらなかったことを、やるのか」と発言した。これについて吉本隆明は、たかが大学生研究室踏み込まれたくらいで大袈裟な言い草である、自分などは資料収集のために図書館の列にいつも延々並んでいる、生活費を稼ぐ仕事合間研究しているんだ、と非難している。 安保闘争後、市民運動活発になった際に、弟子松下圭一らは「市民成熟して市民感覚」が養われるようになった」と主張していたが、丸山は、そのような政治参加は「パートタイム」的なものにとどめるべきものだと述べた日記にも「全共闘の“いい気になっている指導者たち」と批判していた。

※この「「運動」に関して」の解説は、「丸山眞男」の解説の一部です。
「「運動」に関して」を含む「丸山眞男」の記事については、「丸山眞男」の概要を参照ください。

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