「評定所存寄書」の信憑性とは? わかりやすく解説

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「評定所存寄書」の信憑性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 03:29 UTC 版)

仙石久尚」の記事における「「評定所存寄書」の信憑性」の解説

評定所において、久尚はじめほとんどの参加者浅野赤穂藩浪人衆)寄りであったため、12月23日老中提出され評定所最終的意見書は「吉良義周切腹吉良家家臣で戦わなかった者は侍ではないので全員斬罪吉良実子上杉綱憲は父の危機に何もしなかったため領地召し上げ浅野遺臣たちは真の忠義の者たちであるので、このままお預かりにしておいて最終的に赦免するべき」という浅野方に贔屓内容となったとする説がある。これをまとめたのが「評定所寄書」で芝居大河ドラマにも出てくる。 しかし、宮澤誠一は、この「評定所寄書」は、後世の創作であるとしている。討入り後、幕閣のほうから畠山義寧派遣して上杉氏出兵阻止した事実齟齬するだけでなく、吉良邸の討入り主君仇討ち認めず浪士全員切腹処した幕府の裁定とのギャップ大きい。評定所内部意見の対立があったにせよ、最終的にこうした結論達したとは考えにくく浪士処刑同情した後人の作である可能性が強い。東京大学名誉教授尾藤正英山本博文らも同じく偽書」であるとしている。 また久尚は、赤穂義士扱いにつき水野忠之と松平定直からの問い合わせ対し厳しい対応をとるよう指示した記録両家残っており、義士同情的な評定所寄書」とは正反対である。

※この「「評定所存寄書」の信憑性」の解説は、「仙石久尚」の解説の一部です。
「「評定所存寄書」の信憑性」を含む「仙石久尚」の記事については、「仙石久尚」の概要を参照ください。

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