「幸男」と「幸女」の物語とは? わかりやすく解説

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「幸男」と「幸女」の物語(第237夜 - 第248夜)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 10:08 UTC 版)

千夜一夜物語のあらすじ」の記事における「「幸男」と「幸女」の物語(第237夜 - 第248夜)」の解説

バートン版「ニアマー・ビン・アル・ラビアとその奴隷ナオミの話(第237夜‐第247夜)」 東洋文庫版「ニイマ・ビン・アル・ラビーとその女奴隷ヌウムとの話(第237夜‐第247夜)」 昔、クーファの町に「春」氏というの豪商がいた。ある日、春氏に男の子生まれその子は「幸男」と名づけられた。春氏は、奴隷市場で、生まれたばかりの女の子をつれた女奴隷「栄え」を買い、女の子を「幸女」と名づけ、幸男の妹のように育てた。幸男も幸女も美し若者育ち二人12歳になったとき、二人結婚した4年後、クーファ太守ベン・ユーセフ・エル・テカフィは、16歳になった幸女の美しさ聞き誘拐して教王カリーファ)アブドゥル・マリク・ビン・マルワーンに献上しようと、老婆雇った老婆祈祷者の振りをして春氏の家に入り込み、幸女を家の外に誘い出し誘拐した。幸女は教王献上されたが、あまりに泣くので、教王の妹セット・ザヒアは不憫に思い介抱した。しかし、幸女は何日経って泣くばかりで病気になってしまった。 一方、幸男は幸女を捜すが、まったく見つからなかった。ペルシャ人学者占ってもらうと、幸女はダマスにいると出たので、幸男とペルシャ人学者ダマス行き、そこで医者始めた医者は大評判となり、ある日後宮老婦人相談に来たが、それは幸女の病気のことであった。幸女が後宮にいることが分かったので、幸男は老婦人の手引きで女装して後宮忍び込んだが、部屋間違え、セット・ザヒアに見つかってしまった。親切なセット・ザヒアは事情聞き、幸男を幸女に合わせてくれた。そこに教王入ってきた。 セット・ザヒアは教王に「昔、ある国で兄妹のように育てられた子どもが大人になり結婚したが、妻はさらわれ王の後宮献上された。夫は妻を捜し後宮忍び込んだが、王に見つかり、2人とも処刑されてしまった。この話の王の行為をどう思うか」と尋ねた教王が「その王の行為軽率である。」と言ったので、セット・ザヒアは事情話し後宮忍び込んだ幸男を許すよう教王頼んだ教王は幸男を許し、幸女を幸男に返し褒美与えた。またペルシャ人学者侍医任命した。幸男と幸女はクーファ帰り幸せ暮らした

※この「「幸男」と「幸女」の物語(第237夜 - 第248夜)」の解説は、「千夜一夜物語のあらすじ」の解説の一部です。
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