「天空の不夜城」と「こども七夕」
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「能代役七夕」の記事における「「天空の不夜城」と「こども七夕」」の解説
能代七夕「天空の不夜城」は役七夕に先立つ8月3日、4日に行われる観光行事であり、2013年(平成25年)から開催が始まった、役七夕とは別個のイベントである。交流人口を増やし地域を活性化することを目的に、能代商工会議所、能代観光協会、能代青年会議所、能代市役所が中心となって2012年(平成24年)1月に「天空の不夜城」協議会を結成、大型七夕の復元プロジェクトがスタートした。かつての姿そのままの大型灯籠の運行を可能にした背景には、能代市中心部の国道101号で電線類地中化が完成したことが挙げられる。2013年に明治後期の高さ8尺(約17.6m)と伝わる城郭型の灯籠を復元し、これは先述の宮腰屋嘉六の名前から、「嘉六」と命名された。翌2014年(平成26年)には2基目となる、高さ24.1mの灯籠が完成、こちらは檜山城を拠点とした当地の戦国大名、安東愛季に因み「愛季」と命名され、この年から大型灯籠2基体制となった。また、大型灯籠と合わせて「能代ねぶながし」からも能代若と呼ばれる灯籠2基が参加する。 なお、「愛季」の高さ24.1mは五所川原立佞武多を上回る日本一の高さである。また、運行区間が電線が地中化された国道101号上に限られることから、役七夕と異なり運行コースは一定で、市役所前交差点から通町交差点までの間となっている。 「こども七夕」は市内の子供達により行われる祭りであり、七夕ウィークの先陣を切って8月2日に行われる。こちらも「天空の不夜城」と同じく会場は能代市中心部の国道101号上、市役所前交差点から通町交差点までの間である。役七夕と異なり灯籠のモチーフは自由で、町内会ごとに制作されたアニメキャラクターなどをかたどった灯籠が会場をパレードする。 この他、能代市立能代第一中学校、第二中学校にはそれぞれ一中若、二中若と呼ばれる灯籠があり、2019年まで毎年9月に行われていたおなごりフェスティバルでは、同校の生徒達による七夕灯籠の運行が行われた。 天空の不夜城『嘉六』 高さ日本一の七夕灯籠、天空の不夜城『愛季』 『能代若』と『愛季』(2018年) 国道101号上を会場とする「こども七夕」 「おなごりフェスティバル」に参加する一中若 「おなごりフェスティバル」に参加する二中若
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