「大文字焼き」という呼び方について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 16:35 UTC 版)
「五山送り火」の記事における「「大文字焼き」という呼び方について」の解説
地元の人の中には「大文字焼き」という呼び方を嫌悪する者もいる が、昔は大文字焼きと呼ぶ人も多かった という意見もある。少なくとも現在の京都では他の送り火も含めて単に「だいもんじ」と呼ぶのが一般的で、「焼き」を付することはない。 近年、京都の大文字を模して全国各地で同様の行事が行われているが、箱根など関東周辺の少数が「大文字焼き」と称している。これが関東中心の大手マスコミその他で京都五山の送り火を大文字焼きと呼んで違和感を持たない理由とも考えられる。京都の送り火に「焼(や)く」という要素はなく、しいて言えば「焼(た)く」のであって、一般的にはやはりこの呼び方は不適切とすべきであろう。 この呼び方は毎年1月に奈良で行われる「若草山の山焼き」との混同から生まれたのではないかとする識者もいる。なお、「大文字山焼き」と称されることもあるが、「山焼き」は、新芽を出させるために山腹の広い範囲を焼くことであって全く異なる。
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