「国民投票による過半数」の意義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 07:27 UTC 版)
「日本国憲法第96条」の記事における「「国民投票による過半数」の意義」の解説
日本国憲法の改正手続に関する法律の審議過程で、日本国憲法96条の「国民投票による過半数の賛成」について、「有権者数の過半数の賛成」か「総投票数の過半数の賛成」か「有効投票数の過半数の賛成」か、どれを指すのか議論があった。この点、現行憲法制定時の「憲法改正草案要綱」は、日本語原文では「投票ニ於テ其ノ多数ノ賛成」と明確でないものの、その英訳文では「the affirmative vote of a majority of all votes」(総投票の過半数の賛成)と、明確に示されていた。また、現行憲法の英訳文も同じく「the affirmative vote of a majority of all votes」(総投票の過半数の賛成)としている。 結局、法律では、「有効投票数の過半数」の賛成をもって改正が承認されると定められた(法126条1項・98条2項参照)。
※この「「国民投票による過半数」の意義」の解説は、「日本国憲法第96条」の解説の一部です。
「「国民投票による過半数」の意義」を含む「日本国憲法第96条」の記事については、「日本国憲法第96条」の概要を参照ください。
- 「国民投票による過半数」の意義のページへのリンク