「国民」としてのブルガリア人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 21:26 UTC 版)
「ブルガリア人」の記事における「「国民」としてのブルガリア人」の解説
この場合の「ブルガリア人」は、ブルガリア政府から公に国籍を与えられ自国民として認知された人々を指す。 国籍を取得する上において、他のブルガリア人と同じ言語を用い、同じ民族的価値観を有する事が有利であるのは事実であるが、必ずしも必要というわけではない。困難ではあるが、そうした要件を満たさずとも国籍を取得し「国民としてのブルガリア人」という立場を得る事は可能なのである(帰化)。 ただ、そうした間口の広さ故に、後述する「民族としてのブルガリア人」からは外国人として排撃運動の対象にされる事も少なくない。 ブルガリア最大の少数派であるトルコ系は国民の約10分の1を占め、ロドピ山脈の北東と東側のさまざまな地域に集中している。 ロマも相当数の少数派である。在ブルガリアのマケドニア人は「民族としてのブルガリア人」と分類されることが多いが、少数派でいることを求めているという事例もある。その他、町にはほとんどが数千のアルメニア人、ロシア人やギリシャ人、村には同じく数千のルーマニア人やタタール人も居住している。
※この「「国民」としてのブルガリア人」の解説は、「ブルガリア人」の解説の一部です。
「「国民」としてのブルガリア人」を含む「ブルガリア人」の記事については、「ブルガリア人」の概要を参照ください。
- 「国民」としてのブルガリア人のページへのリンク