「マツダオートザム店」への順次移行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/17 01:55 UTC 版)
「オートザム」の記事における「「マツダオートザム店」への順次移行」の解説
5チャンネル体制崩壊後も存続していたが、1998年、全国オートザム店の店舗規模・売り上げ等に一定の基準が設けられ、基準をクリアした店舗の看板は「マツダオートザム」と掲げられることとなった。「マツダオートザム店」に変更した店舗はファミリア・ボンゴ・プレマシーの販売権を与えられ、取り扱い車種はマツダ店と同一化が図られる。また、チャンネル発足時の主力販売車両であった軽自動車は、独自開発車両の開発は止めてスズキからのOEM車となる。 チャンネル再編期では、マツダオートザム店に移行できなかったオートザム店は、看板はそのままで取り扱い車種も軽自動車とデミオだけだったが、新機種としてAZ-オフロードとラピュタがマツダオートザム店と併売されていた。この2車以降「オートザム店」への新機種投入は無くなり、以降の新機種を取り扱うためにはマツダオートザム店に移行しなければならなくなった。基準未達成の店舗は新機種の販売権を与えられないままディーラー権を返上していき、結果2000年代前半までに、約900店舗あったオートザム店は350店のマツダオートザム店へと変わった。また、ランチアの正規輸入権も1998年までに返上した。2001年には株式会社オートザムと地区卸会社が合併して「株式会社マツダオートザム」となり、全国1社で販売網を統括する体制になった。 その後は、2003年にアクセラ、2004年3月にMPV・トリビュート・ボンゴフレンディの取り扱いを開始。マツダの他のチャンネル(マツダ店・マツダアンフィニ店)でも、オートザムの専売車種だったキャロル・スピアーノ・AZ-ワゴン・スクラムを取り扱う様になり、他の販売チャンネルとの差別化は無くなっていった。 2016年4月より、これまで販売されなかったマツダ車の最上位車種であるアテンザ、ロードスター、ファミリアバン、タイタンの取り扱いを開始。これにより、マツダオートザム店の名称は残るものの国内販売チャネルの事実上の1本化となった。それに伴い「株式会社マツダオートザム」は業務を停止し、全国販売網の統括・管理をマツダ本体および各地域のマツダアンフィニ店・マツダ店が行うこととなった。
※この「「マツダオートザム店」への順次移行」の解説は、「オートザム」の解説の一部です。
「「マツダオートザム店」への順次移行」を含む「オートザム」の記事については、「オートザム」の概要を参照ください。
- 「マツダオートザム店」への順次移行のページへのリンク