「プラグアンドプレイ」ハードウェアサポート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/12 22:21 UTC 版)
「TI-99/4A」の記事における「「プラグアンドプレイ」ハードウェアサポート」の解説
TI-99シリーズのマシンは、初期のTI-99/4からリリースされなかったTI-99/2やTI-99/8まで、全周辺機器の「プラグアンドプレイ」をサポートしていた。デバイスドライバ("Device Service Routines"、DSRと呼称)は各機器のROMに組み込まれており、新たなカードを挿入すると即座に使えるようになる。あらゆるデバイスはファイル型のI/O機構を採用しており、それを使う側のソフトウェアを更新しなくとも新たな周辺機器を使うことが可能である。CRU (Communications Register Unit) は4096のデバイスを扱えるが、TI製の拡張カードはそれぞれCRUバス上の固定アドレスを使っており、同じ種類のカードを同一システム内で使うには何らかの細工を必要とした。細工なしで複数枚使えるカードとしてはRS-232カードがあり、2つのベースアドレスを切り替えることができた。このためRS-232ポートを4つ、パラレルプリンターポートを2つ持つことができた。 Hexbusインタフェースは1982年に設計され、1983年後半に一般にリリースされる予定だった。これは周辺機器を高速シリアルリンクで接続するものである。後のUSBにも似ているが、実際にリリースされることはなく、一部のコレクターがTIが撤退した後でプロトタイプ品を入手しただけである。Hexbus仕様の周辺機器がいくつか計画され生産されている。WaferTape装置はテープの信頼性問題があるためプロトタイプの域を脱していなかった。両面倍密5.25インチFDDはちゃんと動作していたが、やはりプロトタイプ止まりだった。Hexbusは TI CC-40 というバッテリ駆動の携帯型コンピュータにも採用されており、CC-40向けにHexbus対応の周辺機器がいくつか出荷された。
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