「カトリック」の用例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 14:52 UTC 版)
「カトリック (概念)」の記事における「「カトリック」の用例」の解説
使徒信条、ニカイア信条、ニカイア・コンスタンティノポリス信条は、教会のカトリック性、普遍性、公同性を確認しており、この信条を認める教会においては自らのキリスト教の公同性を自覚している。「公同(カトリック)」の語彙は他にも頻繁に用いられるものであり、例えば新約聖書に含まれるヤコブの手紙やヨハネの手紙は全キリスト者に向けての手紙であるという意味において、公同書簡(カトリック書簡)と呼ばれる。 詳細は「公同書簡」を参照 カルタゴのキプリアヌスは「カトリック教会の外に救いなし」と主張し、トマス・アクィナスは、1.場所に関して、2.人間の条件に関して、3.時との関係で教会はカトリックであり、使徒継承の制度的な連続性を通してのみ教会のカトリック性が保証されると主張した。東方教会、ローマ・カトリック教会、聖公会と、聖公会から分かれたメソジスト、ローマ教会から分離したルーテル教会の一部は、使徒継承の教理を信じているが、ほとんどのプロテスタントで否定される。なお、東方教会は使徒継承の教理を保持する一方で、トマス・アクィナスによるような教会のカトリック性についての理解を採らない(正教会におけるカトリック性についての理解は前述)。
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