《返戻金》の正しい読み方
「返戻金」の正しい読み方
「返戻金」は「へんれいきん」と読むのが正しい読み方である。「かえしもどしきん」とは読まない。保険の契約を行う際や給付金手続きなどで「返戻金」という語が使われる。基本的にはお金に関連する言葉として使われるものであるため、商売を行う人や経済学を学ぶ人が「返戻金」という文字を見る機会が多いと考えられる。「返戻金」の意味解説
「返戻金」とは生命保険や積立保険といったものの契約が満期を迎えたときに戻ってくるお金のことを指す言葉である。またこれらの保険の契約を解除した際に戻ってくるお金も「返戻金」と呼ばれている。「払戻金」と書かれることもあり、「返戻金」と同じ意味の言葉だと考えていいだろう。契約が満期を迎えたときの返戻金は「満期返戻金」と呼ばれることもある。契約を解除した際に戻ってくるお金は「解約返戻金」と書かれるケースも多い。なぜ「返戻金」と読むのか・理由
「返戻金」が「かえしもどしきん」と読まれず、「へんれいきん」と読まれているのは、「返し戻し金」ではなく「返戻金」という熟語であることがポイントだと言える。基本的には送り仮名のない文字には音読みが適用されることが多い。そのためこの言葉でも「返」を「へん」と音読みにして、「戻」も音読みである「れい」を適用している。元々は「返し金」や「戻し金」という使い方をされていたが、保険の契約のようなビジネスシーンで使われることが増えて「返戻金」という文字を使うようになり、これを「へんれいきん」と読むようになったと考えられる。「返戻金」の類語・用例・例文
「返戻金」の類語としては「返却」や「キャッシュバック」といったものが挙げられる。これらの類語は「手元に戻ってくるもの」という意味で使われるものである。例文
「保険の解約時には返戻金が適用される」
「保険の契約が満期を迎えたため、返戻金を受け取ることになった」
「今回の出来事は契約の条件に含まれていないものであるため、返戻金は渡せないと言われた」
「友人にお金を借りていたため、返戻金を用意しなければならない」
「保険の契約が満期を迎えたから返戻金を受け取れる」
「保険によっては解約時にも解約返戻金が受け取れることもあるから調べてみた方がいい」
「返戻金」の英語用例・例文
「返戻金」は英語で「refund」と表記される。中途返戻金なら「midterm refund」、満期返戻金なら「maturity refund」または「maturity return」となる。「There are no cancellation refunds for this insurance program.」(この保険商品では解約返戻金が支払われない)
「Today is the day when you can receive the maturity refund.(今日は満期返戻金を受け取れる日である)
「I read the notes about refunds.」(返戻金に関する注意事項を読んだ)
「You should be careful about refund fraud.」(返戻金の詐欺には注意した方がいい)
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